製紙パルプ用殺生物剤ブロノポール CAS 52-51-7

要約： ブロノポール（CAS：52-51-7）は、広範囲に効果のある紙パルプ用殺菌剤の一種で、紙フローボックス、ホワイトタンク、ハイタンク、パルププール、紙損傷プールなどで粘性細菌、真菌、藻類の成長と繁殖を防ぐために使用されます。現在、国内外で人気のある紙パルプ用有機臭素殺菌剤です。

キーワード： ブロノポール; CAS 52-51-7; BNP; C3H6BrNO4; 紙パルプ; 殺生物剤; 防腐剤; 殺菌剤; 殺菌剤

1.物理化学的性質

外観：白色結晶性粉末

化学名: 2-ブロモ-2-ニトロ-1,3-プロパンジオール(ブロノポール)

有効成分: ≥99%

CAS番号：52-51-7

分子式: C3H6BrNO4

2.殺菌メカニズム

ブロノポール（CAS: 52-51-7）の活性分子は、細胞膜を急速に貫通し、タンパク質グループに作用して、細胞の正常な酸化還元終結を引き起こします。また、その分岐は、微生物の特定の酵素代謝物を選択的に臭素化または酸化し、細胞死をもたらします。

3.製品性能

3.1 ブロノポール（CAS: 52-51-7）は、広範囲の殺菌スペクトルを持ち、迅速かつ効率的な殺菌性能を有し、細菌、真菌、藻類、生物泥に対する優れた殺菌および剥離効果があります。ブロノポールは、殺菌速度が速く、効率が高いという特徴があり、製紙白水中のコロニーの総数を迅速に減らし、殺菌率を向上させることができます。

3.2 ブロノポール（CAS：52-51-7）は、バイオフィルム剥離に対する優れた阻害効果があります。ブロノポールをシステムに添加すると、活性成分が浮遊微生物にすばやく作用し、細菌をすばやく殺すことができます。同時に、有機臭素の優れた浸透性により、薬剤の活性成分は金属表面にすばやく浸透し、小さな微生物群に作用して、それらをすばやく脱重合し、バイオフィルムの形成を防ぎます。バイオフィルムが形成されたシステムの場合、活性成分はバイオフィルム内の粘土層と反応せず、バイオフィルムのより深くまですばやく浸透し、バイオフィルムと金属表面の接合部にある微生物群に作用して、その粘性を破壊し、バイオフィルムを脱落させます。実験的研究によると、より少ない投与量で、7日間の膜齢のバイオフィルムの剥離効果に対して同じ剥離効果を達成でき、バイオフィルムの剥離効果に非常に明らかな利点があります。

3.3 ブロノポール（CAS: 52-51-7）はレジオネラ菌を効果的に殺すことができ、レジオネラ菌に対するその抑制効果は非常に顕著です。関連研究によると、ブロノポールの使用によりレジオネラ菌を急速に減らすことができます。バイオフィルム内のレジオネラ菌の場合、ブロノポールは比較的短時間でレジオネラ菌を完全に殺すことができます。他のデータによると、低用量の有機臭素とグルタルアルデヒドの組み合わせにより、バイオフィルム内のレジオネラ菌を検出できないレベルまで減らすことができます。

3.4 ブロノポール（CAS: 52-51-7）は使用後急速に分解します。ブロノポールは殺菌後、二酸化炭素、アンモニア、臭素塩に急速に分解されるため、水体内の有害イオンの濃縮を引き起こさず、環境に影響を与えず、排出に制限がありません。これは、他の非酸化性殺生物剤とは異なる有機臭素殺生物剤の重要な特徴です。

4.応用分野

ブロノポール（CAS: 52-51-7）は、粘性細菌の抑制剤、殺菌剤、藻類駆除剤、スライム除去剤として作用します。コピー用紙、オフセット用紙、書籍用紙、コート紙、新聞用紙、オフセット用紙、印刷用紙、クラフト紙、複合ベース紙、紙袋、クラフトカード用紙などの製品に広く使用されています。